はやぶさ252号

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- 食品や生活雑貨が揃う
「スーパーまつば」を運営している有限会社松葉商会。相模湖
のすぐ近くという立地で、豊富な品揃えと細やかなサービスによって藤野地区の暮らし・
レジャーを支えています。副店長を務める山﨑和樹さんにお話を伺いました。
子どもの頃は野球少年だったという山﨑さん。高
校生の頃、父・和彦さんが燃料販売や精米業が中
心だった家業を拡大し、
「スーパーまつば」をオープ
ンしました。山﨑さんもレジ打ちや配達を手伝い、創
業期を支えました。
大学卒業後は都内の青果市場に就職し、農協な
どから預かった青果をスーパーや青果店へ卸す営
業職に就きます。天候などによって価格・供給量が
変動する青果を、毎日トラック何台分も捌く仕事は
ジャー施設やゴルフ場のイベント時に食材や燃料を
配達したり、相模湖へ体験学習に来た子ども達にお
弁当を届けたり、藤野地区に欠かせないお店です。
「地元の人と地元の商品を大切にする店を目指し
ています」と山﨑さん。藤野の特産品であるゆず製
品や地酒を店頭に並べています。最近は芸術家や
自然派教育志向の移住者が増えているため、オー
ガニックコーナーも新設しました。
「買い物できる場
所があれば移住しやすい。店を続けることで地域の
和 樹
生まれ育った藤野のために、家業を進展
青果市場の営業経験を経て、家業を継承
● 有 限 会 社 松 葉 商 店 スーパーまつば 副店長
山 﨑
藤野地区
法人会を支える
ひと
YAMAZAKI
KAZUKI
発展に貢献できれば」と意義を感じています。
やりがいがありました。
「がんばった分、売上が上が
るので自分の性に合っていました」と山﨑さん。若
手のうちから大手顧客を任され、充実した日々を送
ります。家族の体調不良を機に、家業を継いだのは
30代半ばの頃。高校時代の経験も活かし、スムー
ズに事業を継承しています。
】
藤野地区を支える、便利なスーパー
生鮮食料品・雑貨のほか、
灯油なども扱う
「スーパー
まつば」。近隣住民の生活を支えているほか、
レ
都市部・山間部の双方で相模原を盛り上げたい
現在は法人会青年部会に所属する山﨑さん。自宅
から法 人 会 会 館まで1時 間 以 上 掛 かりますが 、
ZOOMなどを利用して積極的に活動しています。
「同
じ相模原市でも、都市部と山間部では、商売やイベン
トの手法にそれぞれ特色があります。両方の長所を学
さん
べるのは市全域に支部を持つ法人会のメリットだと思
うので、市全体を盛り上げて藤野地区の移住者や観
光客を増やしていきたい」と意欲を語ってくれました。
Hayabusa
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