はやぶさNo.242

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- 自称『のめりこむタイプ』
の店主
商売で貫く正義とは
武 内内内
武武武
内
法人会を支える
ひと
(有)武内商店はJR横浜線矢部駅から徒歩4分、
落ち着いた住宅街の中にあります。店主の武内英雄
さんのお父様が昭和27年に法人化。毎日市場へ仕
入れに出かけ、食料品をメインに取り扱い、地域の台
所として生活の必需品を幅広く提供してきました。
町や地域の歴史に詳しく、戦前から相模原にあった
ワインづくりを勉強しました。店の看板にはWINE
16号線の一部は補給廠の滑走路でもあったこと、
インを、今も長野から取り寄せているそうです。
の移り変わり、現在の人口など諳んじて教えてくれ
異業種が水平に繋がれる法人会
陸軍の造兵廠や戦後にできた補給廠のこと、国道
横浜線の開業がとても古いこと、時代ごとの世帯数
ました。
子どもの時は周囲に畑が多く、学校から帰ると畑
や空き地で遊んだり、店や配達、精米の手伝いをし
LANDの文字も。手を抜かずに真面目に作られたワ
創業時から入会している法人会では現在、矢部
地区の幹事を務めています。地域の人に声をかけ
て街の清掃活動も率先して行っています。
めりこむタイプだと自称する通り、興味を持ち続けて
ども会の皆さんにも一緒にやろうよと声をかけてい
「大学祭ではテレビシステムを使いステージの疑
させてもらっていますので、お互いに顔を覚えて誘
相模原を知っている人と話したこともありました」と
と会える、水平に繋がれるのが、法人会の魅力だ
電気関係の大学へ進学。
似中継をしました。
また、
アメリカと交信している時、
「法人会の他にも同時に、自治会、老人会、子
ます。法人会の方達も、この地域でいろいろ仕事
い合い、街をより良くしたいですね。いろいろな方
楽しそうに振り返ります。
と思います」と語ってくれました。
い始めました。昭和50年代ごろ、
ワインブームが始ま
係の機器も置かれていました。「電気機械のことを
イン工場に通い、
ブドウを育てて収穫するところから、
めてほとんど自分で直せます。地球の裏側まで届く
家業を継承したのは昭和47年。同時に酒類も扱
ると今度はワインが大好きになり、小諸
(長野県)
のワ
店内には寝かされたワインボトルの他、電気関
勉強しましたから、家電製品の故障はパソコンも含
ような電波も出せます!」と笑顔。
「常に正論というか、それをするのは正しいか?
TAKEUCHI
英
英英英 雄
雄雄雄
ていました。
中学生の頃、
アマチュア無線を始め、凝り性での
●矢部地区
武内さんは昭和23年生まれ。永年暮らしてきた
有限会社武内商店
地域に根ざした商店
HIDEO
ということを考えています。世の中に対して、これ
は正義かどうかということです。道から外れてまで
成功する必要は無いんです」と言い切る姿から正
義感が伝わってきました。
地域との交流も大切にし、近所の神社の役員を
務め、数年ぶりに開催見込みとなった祭りに間に
合わせようと、拝殿の建て替えを仲間と懸命に今
進めています。
さん
Hayabusa
3
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