はやぶさNo.242

- ページ: 17
- 薬師寺さん自らが腕をふるう手作りの食事が大 人 気。食の細かった人がしっ
かり食べられるようになる例も多い
静養室から ストレッチャーや車椅子のままで直接移動できる浴室。利用者と職員の負担
軽減のため薬師寺さんが設計を考えた。プライバシーも守られ落ち着いて話もできる
するように通達がありました。我が社だ
●プライバシーはカーテンで守られていま
思います。
●自己表現ができるようなこと、
たとえば家
けではなく同業者の皆様は必死だったと
●利用者さんは、
どのくらいいらっしゃるん
ですか?
●両方合わせて50人ぐらいです。
●ここでどんなふうに過ごされるのですか?
●お食事がメインで、
リハビリやお風呂など
●皆には優しい目を持ってと伝えていま
族へのカードづくりなど楽しんでいただ
とも。困難に直面した時、解決方法まで
家族が号泣されたこともありました。
ません。皆、方法まで考えて話し合って
いています。感謝の手紙を受け取ったご
●ご家族の心のサポートにも繋がっている
います。
れていますか?
●周りと連携しながらチームで動いていま
らしいです(笑)。
「社長のご飯、食べに
●はい。小さい子どもさんがいらっしゃる
す。おやつも手作りです。
考えて話したら、
それはもう愚痴ではあり
●皆さん、前向きですね。今後の計画はあ
いかがですか?職場体験などは受け入
来たよ」なんて言いながら来る方もいま
す。それから愚痴は聞きませんというこ
のですね。
ところで地域とのかかわりは
です。食事は毎日、十数人分を私が作っ
ています。私の揚げ物、上手で美味しい
していたのが印象的でした。
すね。
レクリエーションなどはどうですか?
と、皆さん目をキラキラされます。顔つき
が変わりシャキッとされ、笑顔で「こうす
りますか?
す。この形態をシステム化し、必要な地
域で運営できるように展開していけたら
いいなと思います。
●美味しい食事は最高の楽しみです。お風
るんだよ」などと教えたり。そんな一面を
●チームでの看護・介護ですね。最も伝え
●個別に入っていただきます。身体のチェッ
●利用者さんへの視線が優しいですね。先
●私はこの仕事が好きなんです。
「できる
り話ができ、そこから新たな情報が得ら
が利用者さんに明るく優しく声をかけて
ないですから、大丈夫ですよ」とお伝えし
同士も笑顔で明るくコミュニケーションを
●それは利用者さんや家族にとって、
とて
呂はどんなふうに入るのですか?
クはもちろん、
お互いに落ち着いてゆっく
れるかもしれない貴重な時間です。浴室
と静養室が直接繋がっている設計にし
たのは私です。移動の手間が軽減され、
介護される方もする方も楽になります。
見るのは嬉しいです。
ほどもお見かけしましたが、スタッフの方
いました。介護はとても丁寧で、スタッフ
とり、利用者さんのその日の特 徴や、
ちょっとした変化を伝えあって情報を共有
薬師寺さんをはじめ看護師資格を持つスタッフも常勤している
ため、医療依存の高い利用者さんも受け入れられるのが特長
やくしじ
みょうこ
薬師寺 妙子さん
有限会社ケア・パートナー
■所在地/相模原市南区相模台7-2-19
訪問看護の必要性を感じブライダルプ ■電話/042-767-3020
ランナーから転職。施設運営に加え看 ■アクセス/小田急相模原駅よりバスにて、水道みち
下車。徒歩3分。
護、看取り、食事作など多彩に活動中。
夫、娘との3人家族。趣味は車、ダイビ
ング、キャンプ。
有限会社ケア・パートナー代表取締役。
たいことは何ですか?
限りのお手伝いをしますから、一人では
続けたいです。
も心強い支えですね。ありがとうございま
した。
みゆき
緑道
消防麻溝台分署入口
みゆき
緑道
みゆき弁当
水道路
バス停
水道路
バス停
ケアパートナーさくら
相模原市立桜台小学校
Hayabusa
17
- ▲TOP