はやぶさNo.248

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- 伊藤
大野南
支部
法人会を支える
ひと
●aYumi合同会社 代表
小田急相模原駅近くのカフェ&バー「エン
ジョイ」
とキッチン&カフェ
「トントン」、
さらに座
間市内でも飲食店を展開し、地域の皆さん
に愛されるお店づくりをしているaYumi合同
会社。同社代表の伊藤由季さんにお話を伺
いました。
父・母・祖母それぞれが飲食店を経営
父はラーメン店、母は飲食店、祖母は焼肉店と、
家族全員が経営者を務める多忙な家庭に育った伊
藤さん。
「常にお客さんがそばにいる環境で育ちま
した。小学生の頃から、皿洗いなどお店の仕事を自
然と手伝っていましたね」と飲食業との深い関わり
を振り返ります。
高校生のときに祖母が体調を崩したことをきっか
けに、伊藤さん自身も店舗運営にも携わるようにな
り、飲食店経営の道を歩み始めます。24才のときに
は、祖母と父が相次いで亡くなってしまうという出来
小田急相模原駅の近くにあるカフェ&バー「エ
ンジョイ」には、東海大相模高校の関係者も訪れ、
お
いしくてボリュームのあるメニューで心と体を満たし
ています。店内には、同校出身のプロ野球選手のサ
インが飾られるなど、地元との縁を感じさせます。
「お店を通じた人と人とのつながりを、
とても大切
にしています」と伊藤さん。違う職種のお客さん同
士、
あるいはお客さんとスタッフが意気投合できるよ
う、
さりげなく後押ししています。店内での音楽ライ
ブなど、
オープンに交流できるイベントも好評です。
「新しい縁を生み出すことも、
いろいろな人が集う飲
食店の役割だと考えています。お店がきっかけと
なって、みんなで一緒に楽しんでいけたらいいな、
と
思って」と笑顔で語ってくれました。
子ども達に街を伝えていきたい
り、夫とともにカフェ&バー「エンジョイ」を軌道に乗
り上げています。
「街の子どもたちが、
『 私が育った街
た。
な体験をさせてあげたい」と語ります。
コロナ禍を経て、
ようやく自分の趣味の時間を持
で開催するお祭りで、子ども達のためにイベントを盛
には楽しいイベントがあったな』
と思い出に残るよう
地域のお客さんとのつながり、家族とのつながり
つようになりました。休日は夫と一緒に山登りをした
を大事にして、経営者として人の輪を広げてきた伊
クスタイムを楽しんでいます。
でいます。
り、一人でレイトショーを観に出掛けたりして、
リラッ
さん
法人会では、大野南支部の幹事として活動してい
る伊藤さん。ハロウィンフェスティバルや地元小学校
せ、経営と子育てと両立をしながら走り続けてきまし
YUKI
大事にしているのは、人と人のつながり
事にも遭遇しました。悲しみを乗り越えながら、父・母
とともに立ち上げたキッチン&カフェ「トントン」を守
ITO
由季
人の「つながり」を大事にする店づくり・街づくり
藤さん。次の世代に向けて、心温まる経験をつない
Hayabusa
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